マジックリスニングの内容

実は、マジックリスニングは、外国語学習のためではなく、音楽を専攻する学生の為に開発されたものでしたが、英会話学習に効果がある(特にリスニング)ということで、英会話教材として販売されています。

マジックリスニングは、ヘッドフォンを使って学習しますが、このヘッドフォンが特殊で、ある一定の周波数の音は外してあり、音が左右不規則に移動する仕掛けがあります。この効果でいつの間にか、英語が聞き取れる耳へ変えていきます。英語で現れる頻度の高い周波数の高い音を聞き取る訓練がなされるわけですね。つまり、マジックリスニングは、もとからある耳の機能を新たな周波数にも対応できるように認知周波数の範囲を拡張することを可能にしたシステムといえます。

でも、なぜ、日本人は英語を聞き取れないのでしょうか。
実は、日本語と英語では、使用される周波数の範囲が大いに異なります。
日本人は、500〜1000ヘルツの音で、英語は2000ヘルツ以上の音で日本語は主に母音に、英語は主に子音に反応します。したがって、日本語に慣れている耳には周波数の違う英語は聞き取りづらくなっています。特に、単語も文法も覚えたけどいつまでたっても英語をヒアリングできないという方は、無意識に耳が、日本語的な聞き取りに置き換え、英語本来の音を認識できないので、英会話の腕が上がらないのです。

だからこそ、マジックリスニングが必要といえます。

しかも、英語耳を完成させるには、専用のヘッドフォンで1日1時間、12日間の訓練でOKです。単語や文法を勉強する英語教材とは違い、トレーニングシステムになります。ゆえに、語彙力の無い方がトレーニングをしても成果が上がりにくい場合があります。読めるけれど聞けないという方にとりわけお勧めです。

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