変わりゆく話〜出版企画の変遷

私は、執筆依頼していただくケースと、自分が出版企画を売り込むケース、半々くらいです。
で、執筆依頼していただいた場合は、こちらから何か言わない限り、出版企画は変わりませんが、出版企画を売り込むときは、スゴイ変わることがあります。
どのくらい変わるのかというと、当初の跡形もなくなるくらいです。
なぜ、これだけ変わるのかというと、原因は2つ。
1つは、私の売り込む方法のゆえ、もう1つは、より良いアイデアが思いついたときです。

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なぜ、出版企画は大幅に変わるのか?

出版企画を通すためのノウハウの1つに、「とにかく、まずは編集者と会え!会うのが難しければメールで情報を得ろ!」というものがあります(多分)。
なぜ、編集者と会ったり、メールで情報を得る必要があるのかというと、会ったり、メールで情報を得れば出版企画が通りやすいためです。
このように言うと、「売れる出版企画があるからこそ、売り込むんだろ?売れる出版企画なら、どの出版社の企画会議でも通るよ!」と思う人もいるかもしれませんが、私たち、著者側の人間には売れるかどうかを判断できるデータを取れないんですよね。だって、publineを見れないですし、書店の意見も聞けないですから。何より、その出版社が、売り込んでいる出版企画に強いかどうかもわかりませんから。
だから、「市場規模が××だけあって……」「××が流行しているので……」みたいな、抽象的な話しかできないですし、そもそも、その出版社が苦手な出版企画を売り込んでいることもあるのです。
でも、編集者は売れるかどうかを予測できるデータを入手できますし、自分の会社の強い分野、弱い分野は当然把握していますので、編集者と会ったり、メールで情報を得た方が、早いってことです。
というわけで、編集者と会って、話しているうちに、「その方向性にしよう!」という感じになることもあります。

で、具体的に、どうやって会うのかというと、私は、著者の実績を強調して(もちろん、でっちあげるわけではありません)、編集者が好みそうなタイトルにします。たとえば「1日を48時間にするスーパータスカー仕事術」なんてタイトルでしょうか。
「どんな方法なんだ?」とか思ってくれた編集者と会うことができるというわけです。
で、編集者と話しているうちに、「この企画、××にした方がいいよ」などとヒントを得られれば、あとは努力次第で企画会議に通ると思います。
だから、当初の出版企画が思いっきり変わるってのも、当たり前といえば、当たり前の話ですね。

で、もう1つ目の「より良いアイデアを思いつく」ですが、これ、ミラクルを体験しました。
やりなおし英語の原稿を執筆しているとき、小学生英語の出版企画を説明に行くことになったんですよね。
出版企画を説明しにいく前日、やりなおし英語で、「わかりやすく説明するために、思いついたもの(Aとします。本が発売されれば明かします)」が、小学生英語では、モロにメインになることに気がついたのです。
もっというなら、Aは、大人を対象にすると、キツイのですが、小学生は喜びそうだったんです。
なので、事前に、出版企画は相手方に渡っていましたが、このAをメインに話を持っていった次第です。
こうやって、出版企画が変わっていくわけですね。
もちろん、こちらの場合は、骨格となる部分は変わりませんけどね。

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